前回のデザイナーに突撃取材!『この装丁にしたのは、片平さんだからこそ』に引き続き、書籍のブックデザインを担当してくださった坂田さんに、表紙のひそかなこだわりポイントや、片平さんとの制作裏話をお伝えします。
Q. 表紙のこだわりポイントを教えてください!
ぜんぶ、こだわっていますが、まずは、読みやすいようにつくりました。中の文字の間隔もそうですが、タイトルの文字の見やすさですね。フォントも、デザインしています。そんなに複雑なことはしていないんですが、フォントの細かい部分をのばしたりあえてバランスをくずしてみたり、曲げてみたりしてます。
「天」の字が伸ばされていたり、「気」の字が曲げられていたり
「仕」の字が曲げられていたり、「事」の字が伸びてすこしだけはみ出していたり
それから中のイラストも、こだわっています。一度、別の紙に描いたものをトレース(うつす)して、紙にもう一度描いています。本当は何回も描いているものを、一発描きに見せているといった感じです。
数字も、何度も描いてます。この3がバランスいいかな、この2が可愛いなーと、考えながら決めています。矢印も、1番いい矢印を。これは、グニャッとなりすぎたなーとか、これは全体的に形は整っているけど、ここが濃くなりすぎたなーというふうに選んでます。
トレースした挿絵は・・・
ちなみに、挿絵は編集の方から「サラリーマンの人が、しゃしゃっと描けるような雰囲気で」と言われて、こんな風になりました。はじめは、かっちりしたパソコンで描いたようなものや、描き凝ったものを描ていたんですが。「喫茶店で紙ナプキンにちゃちゃっと描いたり、同僚に描いてパッと渡したりできるようなものを」ということでこうなりました。ひそかなこだわりです。
Q. 片平さんとお会いして、いかがでしたか?
この仕事をするまで、片平さんのことは詳しく知らなかったんです。でも、写真撮影をしたときに、直接お会いして「すごいな」って。まさにプロだって思いました。
いろは出版のスタジオにて撮影
スタジオで自然体の写真を撮るために、気象解説をしてもらったんですが、片平さんは、天気の職人なんだと思いました。とにかく、天気のことが好きで好きで仕方ない感じが伝わってきましたね。すごく素敵な方でした。
Q. 最後に、片平さんのことを考えた時間はどれくらいありましたか?
片平さんのことを考えた時間かー…。制作中も結構長かったですが、実は、仕事終わってからの方がよく考えています。自分も見習わなければって、刺激をもらいました。それから、今日傘もってきてよかったな、とかですね。(この日は、ぽつぽつと雨が降っていました)
『仕事で得する天気の雑学』発売中!
『仕事で得する天気の雑学』(気象解説者・片平 敦著)
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お問い合わせは、いろは出版(book@hello-iroha.com)まで
片平敦さんのプロフィールはコチラ
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