本日、2020年8月3日から発売の&STUDIUM「SUMMARY NOTE SERIES」。
ブランド第5弾のアイテムは、“まとめノート”!
今回は、制作に至った経緯やこだわりポイントなどを、企画担当のどめちゃんに伺いました。
以下、どめちゃんとの対談形式でお送りします◎
インタビュアーは広報担当の石井です。
&STUDIUMだからこそ、作れるノート
今回なぜまとめノートを作ろうと思ったのでしょうか?
&STUDIUMがノートでできることはないか。&STUDIUMだからこそ、作れるノートはないかと考え始めました。
そこで、勉強している人たちのノートを見せてもらったり、スタプラ部の人たちにアンケートをとったりして、ノートに関しての困りごとや普段どういった風に使っているのかなどを聞きました。
はい。すると、みんなテスト前にテスト範囲を勉強するための「テスト勉強ノート」を作っていたり、受験前に自分の苦手なところを集めノートを作っていたりと、なにか自分の参考書になるような「まとめノート」を作っていることがわかったんです。
そこから、まとめノートを制作することに決めました。
まとめノートにおいて一番大切なことは何かを考えた時、見返しやすいノートが書けることが一番大切なのではないかと思いました。
それと同時に、“#勉強垢”ではノートのまとめ方についてコミュニティーが生まれていたり、ネット上ではノートのまとめ方についてのまとめ記事があったりと、ノートのまとめ方に悩んでいる人が多いことがわかったんです。
なので、誰もがきれいに書けて、見返しやすい「まとめノート」が作れる、ノートシリーズにしたいと考えました。
※#勉強垢=SNSで使われるハッシュタグ。勉強専用のアカウントであることを意味する。
世の中に山ほどあるアイテムだからこその、細部へのこだわり
それぞれのアイテムについて教えてください。
ノートは、「きれいに書けて見返しやすい」という点ですね。
「きれいに書ける」に対して一番こだわったのは、罫線のノートだけど方眼のノートとしても使える、メインフォーマットです。
書く内容は教科や人によって違うので、文章も図も表もなんでもきれいに書けるようにと考えました。
その中でも特に、罫線と方眼線の印刷の濃さにはこだわっていて。
デザイナーさんがかなりのパターンの線の濃度と線の太さを試してくださいました。
その甲斐あって、目がチカチカしない良い塩梅のフォーマットになりました。
(フォーマットの試行錯誤/2・3枚目はスタプラ部提供)
開きたいページをパッと開けるインデックスの仕組みや、ノートを書くときのマイルールを書くページをつくりました。
まとめノートは、何度も振り返って見るノートだと思うので、「後から見返しやすいノートになるように書ける」という点を意識しました。
特にマークルールページは、他のノートにはないポイントです。
勉強垢のコミュニティー内でも、自分のノートの書き方のルールを公開している人も多く、そういうルールがある人のノートはやはりきれいで見やすいです。
私自身もノートをきれいに書きたい気持ちが強かったので経験があるのですが、新しいノートを使い始める時、きれいに書こうと意気込んで、「公式を囲う色は青、覚えたいところはオレンジペンで」など、書く内容に合わせて自分なりのルールを決めていました。
自分なりのルールを決めることで、後から見返しやすくもなりますし、なにより、新しいノートの使い始めにそういったことを考えるのが楽しくて、ちょっと嫌な勉強も、楽しい気持ちで始められたんです。
なので、このノートを使って勉強する人にも、ちょっと楽しい気持ちになってもらえたらと思い、このページを作りました。
また、そのルール作りがしやすくなるように、シールや付箋も考えました。
きれいに書けた(まとめられた)ノートを見返すことで、頭の中も整理しやすかった記憶があります。
シールや付箋には、どのようなこだわりが?
シールを作る際、意識したことは「貼るときに自分のルールを作れること」です。
これは、ノートのルールページを作ったのと同じ理由なのですが、皆さんのノートをリサーチしていると、星マークをつけたり二重丸をつけたりして、アイコン的にパッとみてわかるようにして書いている方が多くいました。
なので、「この色のハートは章タイトル」「この色の→はテストに出るところ」など、自分なりのルールを作れるように、色々な形と色を意識して制作しました。
付箋を作るときに意識したのは、「かわいいけど、勉強ノートでちゃんと使いやすい」という点です。
かわいい付箋は山ほどあります。だからこそ、細かいところにこだわりました。
・左縁だけに柄をいれて自然と揃えて書けたり貼れたりするデザインに。
・フォーマット・素材・サイズを変えることで、どんな内容にも合わせて使えるラインナップに。
・A罫線のノートにぴったりはみ出さず貼れるサイズ感に。
細かい点にこだわることで勉強にぴったりの付箋になりました。
(フォーマット・素材・サイズにもこだわった付箋)
ノートと併せて使うことで、ぐっと使いやすさ・見返しやすさが増しそうです◎
リアルな目線が加わることで商品が完成する
いろいろあったのですが、特に大変だったのはノートの表紙のデザインですね。
今回のノートは、長く使っても飽きずに使ってもらいたかったので、ベーシックなデザインにしたかったのですが、シンプルすぎるとどこか既視感のあるデザインになってしまい…。
かといって柄を使うと好き嫌いが出てしまったり、複数持ちするときもお揃い感がなくなってしまったりと、デザイナーさんと悩みました。
最初は単色でのデザインにしていたのですが、生産上2色付け合わせ(2種類の表紙を1枚の紙でつくるので1回の印刷で2色使える)ことを利用して、単色のイメージは崩さないようにロゴやフォーマットのデザイン部分にだけ2色使うことで、ベーシックなデザインでも可愛さを加えられました。
ちなみに、色のラインナップはスタプラ部のみなさまにアンケートをとって決めました。
紫とミントカラーは今までなかった色なので挑戦です。
この2色使い、個人的にどの配色も絶妙に可愛くて全種揃えたくなります◎
そして冒頭からもちらっと出てきていた“スタプラ部”。
2018年にインスタグラム上で立ち上げた活動なんですよね!
現在は2期生と共に活動を続けているとのことですが、スタプラ部の皆さんについて教えていただけますか?
実際に制作段階のものをお送りし使ってもらったり、普段使っているノートを見せていただいたり、私たちだけでは気付けなかったことをたくさん教えていただきました。
リサーチの上で、「たぶん、使いやすいだろう」というところまでは私たちで作れます。
ですが、「本当に使いやすいか?」を判断し作りきるのは、正直私たちだけではできません。リアルな目線で見てくださるスタプラ部があるからこそ、&STUDIUMの商品は完成することができます。
(実際にいただいたご意見の一部)
はい。スタプラ部のみなさまに制作段階のフォーマットをお送りして使ってもらった際、良い反応をいただけた時は本当に嬉しかったです。
もちろん改良点もあったのですが、「このノート推せます!」とか「こんなノート求めてました」といった声をいただけたのは、私たちが色々悩みながら考えてきたことは間違ってなかったんだなぁと思えました。
スタプラ部のみなさま、申し訳ございません…。
勉強の“楽しい”部分を見つけてもらえたら
あと、勉強が楽しくない、と思っている人にも使って欲しいです。
私は、勉強があまり得意ではありませんでしたが、ノート書くのは好きだったなぁと、制作しながら思い出していました。
実家を出るときに全部捨ててしまったのが惜しい。(将来こんな仕事をするとは)
勉強のノートをきれいに書くなんて時間の無駄という人も多いです。確かにそうだと思う時もあります。
でも、勉強の取り組み方は人それぞれ。私はノートをまとめるのが楽しかったからこそ、覚えられたこともたくさんあります。
ノートを書くのが楽しいから勉強する。最初はそんな動機でも全然いいじゃん。と個人的には思ってます。
今回の「SUMMARY NOTE SERIES」を使ってもらうことで、なにか勉強の楽しい部分を見つけてもらえたらいいなと思っています。
では最後に、使ってくれる方へメッセージをお願いします。
また、特に今年受験の人は、センター試験ではなくなり、新しい受験の1年目で、さらに不安が大きいかと思います。
私たちには、この状況をどうすることもできませんが、&STUDIUMのものづくりを通して、がんばる皆さんの不安な気持ちを、少しでも明るくできたらと思っています。
どめちゃん、たくさんお話ありがとうございました!
こだわりがたくさん詰まった&STUDIUMの「SUMMARY NOTE SERIES」。
ぜひ使ってみてくださいね。