究極の非日常を味わう旅『The World Festival Guide-海外の音楽フェス完全ガイド-』


2019年4月26日(金)より全国で発売されている、『The World Festival Guide-海外の音楽フェス完全ガイド-

海外フェスを旅の一つの目的に設定した、今までにない新しいガイドブックとなっています。
この一冊に込められた想いを、担当者の“しほさん”に聞きました。

 

ー企画(商品)を思いついたきっかけを教えてください
世界のフェスに精通している津田昌太朗さんと、旅行ガイド本を数多く手がけてきた編集者伊澤慶一さんの力強いタッグで制作決定。

「フェス×旅」として、日本のフェスに行き尽くした人や、旅に出る予定の人へ向けた「究極の非日常に出会う旅」を提案する書籍が出来上がりました。
日本で一番フェスのことを知っている!といっても過言ではない津田昌太朗さんは、イギリスのグラストンベリーに行ったことをきっかけに勤めていた会社を退職し、なんとイギリスに移り住んだというフェスで人生を変えられた方です。

(著者の津田昌太朗さん)

 

ーどんなところにこだわりましたか?
旅に出る理由は人それぞれ。世界遺産を見たい、美味しいものを食べたい、絶景に出逢いたい…。

その一つとして、「音楽」をきっかけにする旅を提案する、新しい本にしたいと思いました。
音楽好きの人や日本の音楽フェスに行き尽くしたという人に、海外のフェスを知ってもらい、足を運ぶきっかけになる本にすること。

見たことのない会場装飾、日本とは比べ物にならない規模やオーディエンスの盛り上がり、それぞれの個性的なフェスの空気を感じてもらえるよう、ライブ感のある写真を大きく使い、デザインにもこだわりました。

また、海外旅行ガイド本としても使用できるように周辺情報も掲載しています。
フェスも旅も、それぞれの情報は入稿直前まで更新しつづけました!
特にフェス情報のデータ更新は著者である津田さんの熱意を感じました。
内容は、津田さん自身が実際に現地を旅した経験をもとにテキストを起こしています。
例えばそれぞれのフェスの特徴からはじまり現地の温度、あと「このムール貝のレストランは混むから早めに行った方がいいよ!」など、有益な情報満載で、旅の参考になりますよ。

(現地を旅して得た情報も満載)

 

ー大変だったことはありますか?
情報量の多さ!!!よくぞこれだけのフェス情報を調べてまとめたなぁ、、とため息が出るくらい。津田さんが命削って書き上げてくれました。涙

あと、津田さんと編集の伊澤さんがイメージ通り、取材や海外フェスに参加するために世界中飛び回ってて、日本にいないことが多くてびっくり。時差の合間を縫ってのスカイプでの打ち合わせを重ねました。

 

ー面白エピソードがあれば教えて下さい
伊澤さんといろは出版の打ち合わせをスカイプですることが多かったのですが、伊澤さんがハワイ出張中に打ち合わせを始めようとしたまさにその時、宿泊先のホテルが火事(ボヤ?)になって「火災報知器がなったのであとで折り返します!」とメッセージを残して、一時避難したこと。(その後何事もなかったかのように打ち合わせが始まった)

 

ーどんな人に読んで欲しいですか?
この本で、「いつかあの場所にいってみたい」「いつかあのアーティストを観てみたい」と思っている人の“いつか”をふき飛ばしたい!と思っています。

日本のフェスには何度も足を運んでいて、次はどのフェスに行ってみようかなと思っているフェス好きの人、単純に音楽が好きな人、好きな海外アーティストが日本に来ないよ〜と嘆いている人、旅に出たい人…いろんな人に響く本になったと思います。

 

 

ーどんな価値を届けたいですか?
SNSで世界中のどこの景色だってすぐに見ることができるような時代だからこそ、その場所に行かないと分からないことがある。

フェスをきっかけに、今まで行くことのなかった国へ足を運んだり、フェスだけでなく滞在する街や国を一緒に堪能する、
「フェス旅」という旅のスタイルを楽しんでほしいです。

 

ー使ってくれる人へのメッセージをお願いします
欧米、アジア、オセアニア、アフリカまで、世界中のフェスを網羅しています!
ジャンルも、客層も、規模も様々。会場も街や郊外だけでなく、船の上から雪山までなんでもアリ。

本当にそれぞれのフェスが個性的なので、読めば必ず行きたいフェスが見つかるはずです。
本をきっかけに海外フェスを知って旅に出て、ぜひ、フェス旅の魅力に取り憑かれてください!

All photos by Ai Matsuura