新型コロナウイルス感染症の影響から、不要不急の外出を控える今、ご自宅での過ごし方に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
特にお子さまのいるご家庭では、お子さまのストレスを溜めない為にも、室内での“遊び”に日々工夫を凝らしていると思います。
絵本やボードゲーム、運動不足にならないよう室内で体を動かせるグッズなど、自宅でできる遊びも様々ですよね。
その中でも、今回は「似顔絵」を楽しめる方法を、似顔絵作家「まあこ」がレクチャーします!
室内にいる時間が多い今だからこそ、対面して「似顔絵を描く」という新たなコミュニケーションで、特別な親子の時間を作りましょう◎
<WORLD1(ワールドワン)似顔絵作家「まあこ」>
似顔絵作家歴12年。いろは出版ワールドワン事業部所属。
ニュアンスカラーで描かれた、やさしくやわらかい表情が特徴のまあこの似顔絵。
自身も一児の母であり、Instagramにて育児漫画も連載中。
今回の一連の状況下で、「困ってる人に何かできたら」という想いから記事化に至った。
【似顔絵作家まあこの想い】
考えた結果、似顔絵作家のできることはやっぱり似顔絵のお話をすることだなと思ったのです。
似顔絵を描くことをオススメする大きな理由の一つは、「コミュニケーション」をとることができるということです。絵は一人で描くというイメージがあるかもしれませんが、描く相手のいる似顔絵は必ずコミュニケーションが必要になります。
相手のことを見て、考えながら絵を描くことは、会話とはまた違ったコミュニケーションの方法になります。
「こう描くのが正解」というのがない点が絵の面白いところ。お互いに似顔絵を描きあって見せ合ってわいわい楽しんでほしいです。
この機会に「似顔絵」がきっかけで親子のコミュニケーションが増えるといいなと思います。
※今回は園児〜小学校低学年のお子さまが描くことを想定した記事になります。
【ポイント1】描く相手に喜んでもらうことを想像してもらおう
描き始める前に、まず描く相手に喜んでもらうことを想像してみてもらいましょう。
「自分の絵をプレゼントして喜んでくれたらうれしいね。」「絵を見たらどんな気持ちになって欲しい?」など、お子さんに聞くと想像しやすいかもしれません。
喜んで欲しい!という気持ちが絵を描くモチベーションになります。
想像するのが難しい子には「似顔絵描いてプレゼントしてくれたらうれしいな!」「出来上がるのがすごく楽しみ!」と、まず伝えるのも良いかもしれません。
【ポイント2】モデルになる人もリラックスしよう
描き始めるときは、まず描き手とモデルで、少し楽しくお話をしてみましょう!モデルになる人もリラックスした状態でいることがポイントです。
「何が好き?」「最近何で笑った?」など、お子さんからだけじゃなく会話できるように話しかけてあげましょう。
【ポイント3】「可愛いポイント」を見つけてもらおう
描く時は、ポイント2でお伝えした、お話をしている時に思い切り笑ってくれたタイミングで、その人の笑顔の「可愛いポイント」を見つけて描いていくのがポイントです!
お子さんに、モデルとなる人の「可愛いな」「好きだな」と思うところを聞き出してみましょう。
もし途中でモデルの人が真剣な顔に戻っちゃったら、また一緒に楽しいお話をスタート!お子さんが没頭して絵を描き始めてお話が入ってこなくなったらそれはそれでOK!そっと見守ってあげましょう。^^
【似顔絵作家まあこからのコメント】
人を喜ばせる手段に「絵を描く」という選択肢がある事を知ってもらえたら嬉しいです。
その中でも似顔絵は相手のことを考えながらその人のためだけに描いた作品なので、もっと嬉しい反応がもらえるんじゃないかなと思います。
なので絵を描いてもらったお父さんお母さんの反応も肝心ですよ!笑
上手いかどうか似てるかどうか以外にも似顔絵には褒めるポイントがたくさんあります!「お口にっこり笑ってて嬉しい!」「素敵な色で描いてくれてありがとう!」「こんな風に見えてるんだね!可愛く描いてくれてありがとう!」などなど、絵を見せてくれた後はたくさん反応してあげましょう。
喜んでもらって自分も嬉しかったからまた描こう!と絵を好きになるきっかけになったらいいなと思います。^^
〜レベルアップ編〜
人を描くのが楽しい!もっと描きたい!となれたらレベルアップ編です。
工程は一緒ですが描きはじめるまえの準備にひと手間プラス。描く相手の顔をよーく観察します。その中で「特徴的」と感じるところを3つピックアップ(鼻が大きい、笑うと歯が出る、目が線になるetc)。メモに残します。
「特徴的」を捉えるのが難しかったら「好きなところ」でもいいです。(笑顔が可愛い、髪の毛が長くて好き、大きなイヤリングetc)
その3つの特徴を意識しながら似顔絵を描き始めましょう。よりその人らしい似顔絵ができあがるはず!
そして完成した時、最初に書いたメモを見ながらそこを意識できたか、思ったように描けたかふりかえる時間を作りましょう。(ここでも褒めるの肝心!)もっと次はうまく描きたいな!と思う気持ちも絵を描く意欲になります。
色んな顔のパーツを一つずつ意識する事で少しずつ顔を認識していき、いろんな顔の人がいるんだなと気付けると似顔絵作家の第一歩です。^^
いかがでしたでしょうか?
まあこの漫画アカウントでは、実際に息子である「はるさん」の似顔絵の制作工程も公開中です◎
ぜひチェックしてみてくださいね。
描く人と描かれる人がいるからこそ、成り立つのが「似顔絵」。
時間に余裕がある時は、親子で対面して描き合ってみるのも素敵です。
ぜひ親子のコミュニケーションツールの一つとして、取り組んでみてはいかがでしょうか?
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