こんにちは。広報担当の石井です。
3月に入り、日中は暖かい日も増えてきましたね。
朝晩の寒暖差にも気を付けていきたいところです。
さて、実は今回で6回目となるこちらの企画。
今回は似顔絵作家「フジエシュンスケ」を紹介します◎
細部までこだわり抜いた、繊細な描写が魅力的なフジエシュンスケの似顔絵。
そんな彼の今までの歩み、似顔絵への想いを伺います。
以下、フジエさんとの対談形式でお送りします◎
インタビュアーは広報担当の石井です。以後お見知りおきを。
ダメもとでもいいから自分がやりたい仕事に挑戦したい
工業高校に通っていたので、その流れで18歳から電気関係の仕事に就きました。
簡単に言うと、電柱から流れてくる電気を受ける設備の点検や保守をする、そんな仕事です。ですが、20歳の時に自分の人生について思い直し、ダメもとでもいいから自分がやりたい仕事に挑戦したい!と強く思うようになり、退職しました。
はじめは漫画家になりたくて、京都のLOFTに画材を買いにいったんですよ。
そこでたまたま似顔絵のイベントをしていたのがWORLD1でした。
ひょんなきっかけから、今の似顔絵作家という職業に繋がるなんて、素敵なご縁ですね。そんなフジエさん、作家名は本名から来ているのでしょうか?
本名です。子供の頃から「ふじえくん」とか「ふじえ」とか、あだ名で呼ばれた事がなくて(笑)。
先輩からは、僕がディズニー好きなことから「エレクトリカル・フジエとかどう?」と冗談まじりに言われたりもしていたのですが。
自分じゃ中々キャッチーなネーミングも思いつかず、本名にしようと決めました。
エレクトリカル・フジエの作家名で自己紹介をしているフジエさんを想像すると、自然と笑みがこぼれます。
ちなみに似顔絵の裏には「SHUNSUKE.F」とサインを入れているのですが、実は高校生の時に考えたものでして。
はじめはダサいかなーとも思ったのですが、10年使い続けたら少しは様になってきたなと。お気に入りのサインです(笑)。
(似顔絵の裏に書いているサイン)
躍動感のある「F」を書いている時の鉛筆の音、私好きなんですよ◎
フジエさんに似顔絵を描いてもらったことのある方は、サインもぜひ見てみてくださいね。
完璧とは全然違う、でも間違いなく心に届く何かが生まれる
シンプルに、「その人にとって最高の一枚」を、常に目指して描いています。
作家という職業は個性を出してなんぼのものという考え方もありますが、僕はそこにはあまりこだわりはなくて。
もともと技術的に本当に未熟なので、写真と重ねたら全然違うんです、僕の似顔絵って。
でもそここそが僕の似顔絵にしかない、本当に大切な魅力なんだと信じているんです。
必死になって「この人に喜んでほしい」「この人のいい表情を描きたい」って想いを込めた表現には、完璧とは全然違う、でも間違いなく心に届く何かが生まれます。
そういう人の手で大切に描かれたあたたかさというか、ぬくもりこそ、WORLD1の似顔絵が持つ「価値」であり「個性」だと思うんです。
だから個性にはこだわらず、ただただ一生懸命、一枚一枚の似顔絵を描いています。
なるほど。個性をつくり出しているのではなく、一枚一枚の似顔絵と真剣に向き合って描き続けているからこそ、生み出せる魅力なのですね。
手を使って描くあたたかさを大事に、似顔絵を描き続けているフジエさん。
幼少期の頃から、絵を描くことは好きだったのでしょうか?
はい。もちろん絵を描くのも好きでしたが、図工全般が大好きな子どもでした。
今でこそ手描きの絵を描いていますが、ゲームも大好きで中学のときの部活は「コンピューター部」(笑)。
まだ家にパソコンが無いような時代で、放課後は部室にこもってひたすらドットでキャラクターのアニメーションを作ったりしていました。
これが当時作っていたアニメーションです。
ジャンプしているペンギンの動きの滑らかさったらもう、、!
身体が動く限りずっと、誰かの大切な似顔絵を描き続けていく
僕にとって、自分の技術を活かして人を幸せにできる「似顔絵」はとてもしっくりきているので、人様より大変な思いはきっとしていないですね。あえてあげるのなら、僕の力不足のせいでお客様にご満足いただけなかった事もあることです。
僕を信じて任せてくれた一枚で、がっかりさせてしまった事があります。言い訳のしようもありません。
二度とそんな気持ちにさせないよう、今も自分の技術を磨き続けるよう努力しています。
似顔絵は、求めてくださるお客様がいないと続けられない仕事ですから。たくさんの人に支えられて、求めていただけて、僕は今も「似顔絵作家フジエシュンスケ」でいられています。本当に感謝しかありません。
フジエさんのその想いも、一枚一枚の作品から感じられます。では最後に、読んでくれている方へメッセージをお願いします。
僕はこれからもずっと、WORLD1の似顔絵作家として、誰かの大切な似顔絵を描き続けていきます。
それは多分、身体が動く限りずっと。なので、みなさまの人生の中で似顔絵に残したい大切な瞬間がきたその時は、WORLD1の事を思い出していただければ幸いです。
あなたの大切な一枚を描かせていただけるのを、僕は楽しみにお待ちしております。
フジエさん、素敵なお話ありがとうございました!
そんな彼の作品を、ぜひホームページでご覧ください。
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