日本一の鰻「京極かねよ」で名物きんし丼を食べてきた – 京都ぶらもりち Vol.8
全12回でお届けする京都をゆるいテイストで紹介する連載「京都ぶらもりち」。
第8回目となる今回は、夏も近づいてきたので、河原町三条付近にある「京極かねよ」で鰻を食べてきました。
以前から三条付近をぶらぶらしているときに「日本一の鰻」という看板が出ていて気になっていたのですが、この「京都ぶらもりち」のネタにと、いざお店へ。
(日本一の鰻 京極かねよの文字が)
「日本一の鰻」と豪語できるのは、やはり味に自信があるからかと思いきや、昭和初期に野口雨情という詩人がかねよに訪れた際に絶品の鰻を食べて「鰻料理は 逢坂山のひびく かねよか 日本一」と書き残したことがきっかけのようです。
ちなみに滋賀にある「逢坂山かねよ」が元祖で、「京極かねよ」は暖簾分けの関係のようです。
豆知識はさておき、お店の前からはすでに炭火でじっくり焼かれた鰻のいい香りが漂っています。
入り口から右横からはガラス越しに焼き場が。
京極かねよの二階にはお座敷があり、毎月 落語家さんを呼んで「かねよ寄席」なるイベントが行われているようです。
詳細は「京極かねよ」のホームページをご確認ください。
(かねよ寄席のポスター)
(二階も趣がありますね)
さてさて、大正ロマンを感じる外観を堪能し、暖簾をくぐってようやく店内へ。
銭湯の番台のようなレジカウンターも含め、店内もレトロな雰囲気。
店の中庭では小さな滝が流れていて、なんとも涼しげです。
(ちなみに店内は喫煙OKなので、タバコの煙が苦手という方はテイクアウトが良さそう)
時刻は夕方の17:30頃。
なぜこんな早い時間からご飯かと言いますと、平日の14:00〜18:00の間だけ、サッポロビール協賛商品として、名物のきんし丼(小)+ヱビス樽生(小)+うざく+お新香 のついた「ちょっといっぷくセット」というモノがあるのです。
お値段1,800円。
名物のきんし丼(並)が2,500円なのでビールもついてて、割安感がすごいですね。
さっそくそちらを注文。
ドーンッ!
玉子のはみ出し方がすごい。
明らかにやり過ぎてる感がある見た目。
フタを外すと、
ドーンッ!
すっごいボリュームですね。
持ち上げてみると重たくて、見た目以上に分厚い。
2cmぐらいあるのではないだろうか。。。
分厚い玉子をめくると、
鰻はちょろっと。
ちょっと残念な気持ちですが、お値段も安いので仕方ないですね。
そしていよいよ日本一の鰻を食す。
美味しそう。
うまいっ!
思っていたよりも甘さは控えめ。焼き目の香ばしい香りが何ともいえない幸せ感。
玉子はだし巻きのような味なのかなと思っていましたが、シンプルな味でふっくらした玉子焼きでした。
なんと卵を3個も使っているらしいですよ。
山椒を少しかけると、また違った風味が楽しめます。
玉子のボリュームがすごいので、箸休めのうざくがおいしい。
せっかくなので、お得な「ちょっといっぷくセット」ではなく、通常の「きんし丼(並)」も頼んでみました。
ドーンッ!
見た目はほとんど同じですね。
丼の種類は違いますが、量的には「ちょっといっぷくセット」と同じくらいだと思います。
でも、玉子をめくると、、
鰻の量はたぶん2倍くらい多かったです!
(写真はすでに食べてしまってます、ごめんなさい)
きんし丼(並)には、うざくの代わりに鰻の骨の唐揚げが付いてます。
これもカリッと美味しい。
味はどちらも同じですが、個人的には鰻の量が多い人気の「きんし丼」がオススメです!
玉子の量がすごいので、満腹になること間違いなし。
19:00頃になると平日にも関わらず、海外の観光客や予約客で混んでいましたので、ディナータイムより少し早めに行くほうがゆっくり食べられると思います。
興味のある方は、ぜひ行ってみてくださいね。
以上、日本一の鰻「京極かねよ」のレポートでした。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
もりち
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