アクセサリー感覚で楽しめるiPhoneケース『Swing』


2018年8月31日(金)より全国で発売されている、アクセサリー感覚で楽しめるiPhoneケース『Swing』

フック付きiPhoneケースと別売りのチャームを組み合わせて楽しめるこちらの商品。
商品に込められた想いを、企画者の“のりぴーさん”に聞きました。

 

(企画者ののりぴーさん)

 

ー企画(商品)を思いついたきっかけを教えてください

Swingは、同期のいくみちゃんと、新しいiPhoneケースの企画を一緒に考える機会があり
2人でワイワイ喋りながら生まれた企画でした。

色んな案を出す中で、なんとなく 「モテるiPhoneケースとかあったら欲しいかもね。」という話になり、、、
「そういえば、男の人には狩猟本能が備わっているから、女の子が“揺れるもの”を身につけるとモテるらしい!」といくみちゃんが言い出して(笑)
そこから2人で色々話す中で、「アクセサリー感覚で楽しめるiPhoneケース」をコンセプトに、

「自分なりのおしゃれを楽しめる形で、揺れるチャームをカスタマイズするのはどうか?」
「持つだけで、女の子としての背筋が伸びるような、キュンとするアイテムにしていこう!」
と企画が進むことになりました。

シリーズ名を『Swing』にしようと決めた瞬間は、2人ともすごく良いイメージが湧いて盛り上がりました。

(当時のことを楽しく話すふたり/ 左:のりぴーさん 右:いくみさん)

 

ーどんなところにこだわりましたか?

こだわりポイントはたくさんありますが、まずはこの企画の中心になるチャーム!
これは、付けるだけで少し自信になるような、触れる度にキュンとする“魅力的なパワーのあるプロダクト”にすることを一番大切にしました。

そのためにデザイナーとは、どんな世界観をつくっていくか何度も話し合いを重ね、結果的に少し個性的で、ヴィンテージ感のある雰囲気づくりをしていくことになりました。

デザインソースは、とっておきの日におしゃれをして出かける「Le Petit restaurant」。
チャームの1つひとつは、実は架空の素敵なレストランをイメージしたモチーフから成り立っています。

(レストランをイメージしたモチーフ)

 

また、「カスタマイズを楽しめる」というのもこの企画のポイントなので、ケースのカラーバリエーションと、チャームのラインナップの棲み分けにはとても気を使いました。

最終的には、4つのデザインテイストを意識してつくり、お客様によって自由にケースとチャームの組み合わせを楽しめるよう工夫しました。

(組み合わせは全72通り)

女性らしいキレイめな「ELEGANT」、気取りすぎない「大人CASUAL」、ちょっぴりかっこいいアクセントが効いた「SPICE」、甘めな「SWEET」の4つのテイストを、組み合わせによって振り切って作れるようになっています。

 

ー大変だったことはありますか?

デザイナーが自由に作ったイメージを、商品としての形に落とし込むことが本当に本当に大変で、生産面で壁にぶち当たるタイミングが何度もありました。

まず最初に、実現可能な仕様を選び取ることに苦戦。
いろは出版はアルバムや手帳など、紙モノの商品が多い会社なので、今回のような成形物にはあまり慣れていませんでした。

デザイナーの自由な発想を出来るだけ形にしたい反面、お客様に届ける価格や商品としての丈夫さの面も大切で、出してくれたアイデアを諦めないといけないことも…。

(デザイナーが描いたイメージラフ)

 

でも簡単に諦めるのは嫌だったので、とにかく業者さんにたくさん質問をして、1つひとつ取捨選択をしていく試行錯誤の日々でした。

そうして、一旦完成したデザイナーのイメージがこちら。

(チャームのイメージ試作品)

 

2つめの壁は、パーツ探しのために中国出張に出たときのことです。
日本では当たり前のように手に入るパーツが、中国では歩いても歩いても「メイヨー!(無い)」と言われまくり。
中国出張は、時間制限もあるし何度も行けるわけではないので、理想のパーツが見つからないことにとても焦り、出張1日目の夜は、同行してくれた先輩のともさんの部屋を訪ねて大泣きするというくだりもありました。笑

今となっては笑えますが、あの時は本当に苦しかったので、ともさんが「まあコーヒーでも飲みなよ」って寄り添ってくれて、本当に救われました。


(頼れる先輩ともさん)

 

そんなこんなで、なんとかパーツが見つかったものの、ここからがまた、3つめの壁!
これを「商品」と言える形にしていく段階でもつまづきました。

デザイナーが自由に作った形を、量産可能な仕様として落とし込む作業がとても大変で、出来る範囲でなるべく理想の形に近づくように、刺繍のデザインも何度も試作を繰り返して、作っていきました。


(理想の形に近づくよう、試行錯誤の日々)

 

そうして完成したのが、この9種類のチャームたちです!
よく見ると、最初のイメージと少しずつ変わっています。

(完成した9種のチャーム)

 

ー嬉しかったことはありますか?

中国出張でのパーツ探しは本当に大変でしたが、その中でも温かい中国人の方とたくさん出会えたことが、私にとっては嬉しい出来事でした。

今の日本では、日頃から「MADE IN CHINA」のモノに触れる機会って多いと思います。
よく“中国製だから品質が悪い”とかいう声を耳にしますが、私がこの商品を機に出会った中国人の方々は、みんなお仕事に対して必死で、一生懸命に向き合ってくれました。
通訳をしてくれる方も、こちらの希望が正しく伝わるように何度もコミュニケーションを取ってくれ、縫製屋さんも、「今の方法にリスクがないか?」と一生懸命に対話してくれて、日本と中国で一緒になってもの作りのリレーをしている実感がありました。

この商品では、業者さんと一緒に現場の方とお話しさせてもらう機会も多かったのでMADE IN CHINAの現場を体験できて、すごく良い経験になりました。

(両端:パーツ屋さんで出会った、中国人の優しいおじさま方)

 

ーどんな価値を届けたいですか?

コンセプトが「アクセサリー感覚で楽しめるiPhoneケース」なので、使っている人にとって、本当にアクセサリーみたいに、付けるとなぜか自信がわいたり、今日も頑張ろうと思える、そんな価値が届いたらいいなぁと思っています。

Swingは、企画からモノが完成するまでに本当にたくさんの方の工夫と努力が詰まっていて、1つひとつのチャームをみると、私には今回関わってくれた1人ひとりの顔が浮かぶのです。
こうしてみんなで力を合わせて作ったものが、お客様にとって「買ってよかった」と思ってもらえる、価値のあるものになっているといいなぁと、心から思います。

 

(お気に入りのチャームと一緒に◎)

 

たくさんの方の工夫と努力がつまって生まれた『Swing』。
組み合わせによって、エレガントにもガーリーにも変化するこちらの商品。日々のアクセサリーを選ぶように、あなたらしく楽しんでみてはいかがでしょうか?