その人自身の絵本の表紙をテーマとした「彩 haconiwa」の似顔絵


描き出す人物の幸せそうな表情や、優しく淡い色合い、繊細なお花の描写などから、ウェルカムボードや贈り物などの様々な場面で選ばれている、作家「彩」の似顔絵

(「彩」の似顔絵)

先日、彼女の似顔絵作家としての道のりを振り返ったところではありますが、今年の1月より、新たなタッチで新作の似顔絵を出しました。

その名も「彩 haconiwa

これまでの似顔絵とは異なったタッチで、愛くるしい人物の描写が特徴的な似顔絵です。

今回は、この「彩 haconiwa」が完成するに至った経緯を彩本人に聞いてみました。

(「彩 haconiwa」の似顔絵)

 

―「彩 haconiwa」を思いついたきっかけを教えてください。

もともとコロンとしたタッチの絵を趣味で描いていて、いつかこういうタッチでも似顔絵が描けたらいいなぁと思っていました。家族や周りの友人への贈り物で絵を描かせてもらう時は、こういったタッチでも似顔絵を描いていました。

でも、お客様にお届けをするなら、ちゃんと似せたい、しっかりとしたクオリティのものを描きたい。そう思うとなかなか納得のいく絵はできなくて・・・。

そんな中、昨年自分の結婚式のウェルカムボードを描きました。

その時描いた絵が、haconiwaのベースになっています。

(↑「彩 haconiwa」のきっかけとなった彩自身のウェルカムボード)

(↑身近な人への贈り物として、趣味で描いていた似顔絵)

 

―こだわったポイントは?

お描きする方の雰囲気をしっかり掴みながらも、コロンと愛らしい絵になるお顔の捉え方をすごく考えました。

完全にキャラクターにしてしまうと、その方の表情が描きにくいし、あまりリアルに捉えてしまうと、コロンとしたタッチと合わなくて。

自分の中では、ちょうどいいところで落ち着いたように思っています。あとお部屋にずっと飾りやすい絵はどんなものかなぁとも考えました。落ち着いた優しいトーンでまとめて、お花に包まれているところは「彩」も「haconiwa」も同じです。花を飾るように、絵も飾ってもらえたら嬉しいなあと思います。

(↑草木や花が描かれたhaconiwaの似顔絵は、ナチュラルなお部屋やキッチン、リビングにも相性抜群)

(↑季節の花を取り入れてもおすすめです)

(↑足元など、細部にも丁寧に植物が描かれています)

 

―何かエピソードがあれば教えてください。

実は、haconiwaは、1日だけワールドワンで出したことがあるんです!

7年前、当時北山にあった似顔絵のお店で2周年記念イベントを開催しました。作家全員がお店に出て、いつもとは違うタッチで似顔絵を描くイベントなのですが、その時「haconiwa」という名前で1日限定のタッチで似顔絵を描きました。

この頃にhaconiwaの原形はできていたのですが、当時は「彩」のタッチを大切にしたい気持ちが大きくて、新しい絵を進めることはありませんでした。この時の想いと、今までたくさんの方を描かせて頂いたことで磨いてこれたものが合わさって、今の絵になって良かったと思っています。

(イベント当時の様子)

 

―どんな人に届けたいですか?

私は絵を描くことも好きですが、本や映画などお話を読んだり見たりすることがとても好きです。物語を見てわくわくしたり、ふとした日常を思い出して愛しく思うことができる作品に惹かれます。そんな風に、似顔絵を見て嬉しくなったり、大切な人のことを感じることができる1枚になってくれたら嬉しいです。

(「その人自身の絵本の表紙のように」そんな想いをコンセプトにしています)

 

―ご注文を検討されている方、又はご注文いただいた方へのメッセージをお願いします。

新しいタッチが増えたことで、応えることが難しかったご希望に応えられることが増えました。改めて、似顔絵を頼んで下さる方の想いは本当に色んな形があって、どれもとてもあたたかく感じます。絵を通して出来ることが増えることは、すごく嬉しいです。これからもたくさんお客様の想いを受け取って、一枚一枚絵と向き合っていきたいと思っています。

 

これまでお顔をメインとして描いていた「彩」の似顔絵から、全身の構図でもお描きできるようになった「彩 haconiwa」の似顔絵。

まるで昔読んでいた絵本のように、ふと絵を見たときに懐かしい気持ちになるような1枚です。

「彩」も「彩 haconiwa」の似顔絵も、どちらもあたたかい色味から優しさ溢れる似顔絵となっています。

Instagramでは、シリーズ別にアカウントも出しているので、是非ご覧になってくださいね。

>「彩」のInstagram

>「彩 haconiwa」のInstagram