想いに寄り添う、贈りものにぴったりなアルバム『GIFT WRAPPING ALBUM』

2019年11月16日より発売中の『GIFT WRAPPING ALBUM』。
贈りものにぴったりなこちらのアルバム。
今回は、制作に至った経緯やこだわりポイントを、担当者のいくみさんに詳しく聞きました。
以下、いくみさんとの対談形式でお送りします◎
インタビュアーは広報担当の石井です。以後お見知りおきを。

贈られた人の気持ちを考えて作ったアルバム
早速、『GIFT WRAPPING ALBUM』について教えて下さい◎
“贈りもののアルバム”としてベストなアルバムを作ろうということで、生まれた商品なんです。
贈りものに特化したアルバムですか。具体的にはどんなポイントがあるのでしょうか?
まず最初のポイントは、表紙に写真が入れることが出来る点です。
お気に入りの写真が入っていると嬉しいですよね~!
ぜひ、とっておきの1枚を入れてほしいです。それに加えてタイトルページというページを作りました。よく人が作ってるアルバムを見ていると、1ページ目は「〇〇ちゃんへ」みたいなことしませんか?
そうですね。まず最初に“今から始まるよ~”のページを作りますよね。
なので、書くだけで「○○へ」のページが出来るようになっています。中は、写真なども可愛く映える、保存性も高い黒台紙にしています。


また、最後にはメッセージページを付けています。「もらって嬉しいアルバムってどんなものかな」って考えながらアルバム見ていたら、最後の方に想いの丈を綴っているのをよく見かけていて。やっぱり、アルバムを作る=贈る人への想いがあるんだろうなあと。
実際、私自身が贈った時も、寄せ書きのメッセージとは別で、このアルバムを作ったことへの想いとか願いとかを書いたりしていて。
そういったお手伝いをあらかじめ作っておくことで、より喜んでもらえるアルバムになるんじゃないかなと工夫しています。

なるほど、細やかな工夫がなされているのですね。表紙の写真、タイトルページ、そして最後のメッセージページと、なんだかこのアルバム、ストーリー性を感じますね。
贈られた人の気持ちの流れに寄り添っているというか。
そうですね。スリーブを取ったとき、最初に見える窓の部分にとっておきの写真が入る。タイトルページから始まるアルバムの中身を見て、嬉しい気持ちになって、最後に作った人からのメッセージを読む。贈られた人が、“どういう順番でどんな気持ちになるだろう”という点は、すごく意識して作りましたね。
贈られた人がアルバムを見て笑顔になっている様子が、すごく目に浮かびました!
包装紙をイメージしたデザイン
商品名が『GIFT WRAPPING ALBUM』とのことですが、“ラッピング”の部分についてもお話聞かせてもらえますか?
アルバムにリボンをかけたり紙袋に入れたりっていう「ラッピングの要素も、デザインにしてしまおう!」ということからパッケージのようなスリーブを付けています。
デザインはラッピングという点から、包装紙をイメージしてデザインしてくれました。
ハート柄や星柄など、色んな柄というよりは、ストライプ・チェック・ドットなどで構成していて、アルバム本体のクラフトも、元々包装紙として使われている紙というところから、お菓子のパッケージのようなデザインになっています。

本体のクラフト地の部分にもさりげなく柄が入っていて可愛いです!スリーブのデザインとも相性もばっちりですね◎
ほんとにプレゼントを包装しているように見えます。
でしょう。スリーブの部分からビリっとめくる人も出てくるんじゃないかって思うくらい(笑)
デザインのバリエーションには何かこだわりがあるのでしょうか?
使える人の幅を広げたいというところがひとつあって。デザイン的にはシンプルにしつつ、でも寄せ集まった時かわいい、みたいな。
色々な包装紙が集まっているのって可愛くてワクワクしませんか?
しますね~!つい集めたくなっちゃう。
この中の2~3個、“これが好き”っていうのが誰にでもあるデザインにしています。
全部は好きじゃなくても、私はこれっていうデザインが見つかるかなと。ベーシックで王道なデザインだったり、大人っぽい、ちょっとギャルっぽい、しっとり系のあの子ならこれ、みたいに、渡す相手をイメージした時にどれかに当てはまるようにデザインも工夫しています。
このスリーブの柄は、100以上のデザイン案を出して選ばれた柄たちなんですよ。
100以上、、!!デザイナーのこだわりが詰まったデザインなのですね。このスリーブの下に書かれた、箔押しのメッセージも素敵ですね。

この文章は、英語が得意な営業部のなおぼうと一緒に考えたんです。
何かこのアイテムに関連する素敵な文章を入れたい。
でも、あまり「present」「special」のような、単語だけで意味が伝わる言葉は極力入れずに、さらっと素敵なことを言いたくて(笑)
ぱっと目に付く単語はないけど、文章を読んでみるとそれとなく意味は伝わる、という素敵な文章を添えることができました◎
こだわりのスリーブ 完成への試行錯誤
大変だったことはありますか?
このスリーブのサイズ設計ですね。写真の枚数やデコレーションなどの作りこむボリュームによって、出来上がった時のアルバムの分厚さが変わってくるんです。中身をそんなに入れない場合でも、たくさん盛り込んだ場合でも、スリーブがはまる、そこのサイズ設計には苦労しましたね、、
普通、ラッピングというと出来上がっているアイテムに沿わせて包装紙で包んでいきますが、ラッピングの機能が最初からスリーブに付いているとなると、とても重要な部分ですね、、!
実際どうやってその課題はクリアしたのですか?
高さはほぼアルバム本体とぴったりのサイズにして、幅に余裕を持たせたんです。
高さがぴったりだと、上下が止まっているのでちょっと幅に余裕があってもそんなに動くことがないんです。
幅に関しては実際にデコレーションパーツや写真を使って、これだけ盛り込んだ時はどうかな?と、ある程度のMAXの状態でスリーブが入るかを試して微調整しました。

なるほど。ミリ単位の設計を繰り返し試したのですね。
このスリーブは大事なポイントなので。絶対に一緒に使ってほしいんです。
アルバムの価値を考え続けている会社だからこそ、伝えていきたい
いくみさんにとって、手作りアルバムとはどういう存在ですか?
子供の頃から、写真を使った贈り物をよく作って渡したり、貰ったりしていて。
いろは出版に入って、今度はそれを届ける側になりながらも、これまでも続けてきたんです。私の中で、それはすごい特別なことだと思っていて。
手紙書くのとは違う、買ったものあげるのともまた違う、写真という明確な思い出(目に見える思い出)をアナログで組み合わせて贈るという、「思い出」をあげるみたいな感覚で。
手作りアルバムは、そんな特別感のあるものなんです。
今、フォトブックなども簡単にウェブ上で作成できて、忙しい中でも思い出を簡単に形に残すことができる時代になりました。
でも、この手作りアルバムから生まれる“嬉しさ”や“感動”はいつの時代もなくならないと思っています!
手作りアルバム以外の選択肢が沢山出てきているけど、アルバムを贈るという文化は、消滅しないと思うんです。
いろは出版は、2010年からアルバムを作り続けてきて、来年で10年。
手作りアルバムの価値を、長い時間かけて考え続けている会社だからこそ、最後まで考えることをやめず、作り続けていきたいなと思っています。
“手作りアルバムを贈る”という文化の価値を、いろは出版のアルバムを通して改めて伝えていきたいですね。
では、最後にメッセージをお願いします。
貰ったら嬉しいということは体験を通じて確信しているので、手作りアルバムを作ってくれる人が増えてくれたら嬉しいです!
作ることが苦手な人にも“やってみよう”と思えるきっかけができるように、「アルバムキッチン」というサイトも更新しています☆
手作りアルバムのレシピ数No.1!アルバムキッチンはこちら>
いつだったか忘れたけど、「あ~もらったことある」「作ったことあるな」「そんなんあったな~」「嬉しかったな~」って。そんな文化、まだあるよって言いたいです。その当時の思い出ごと、思い出したりしてくれたらいいなあと思います。
そして、大切な人へ手作りアルバムを贈る文化がもっと広がってくれたら嬉しいなと思います。
いくみさん、ありがとうございました!
作り手、受け手のことを考えて、様々な工夫が凝らされた『GIFT WRAPPING ALBUM』。
大切な人と一緒に築いた“思い出”を、ぜひアルバムにして贈ってみてはいかがでしょうか?



