こどもの「今」を残せる1冊 OYAKO NOTE


ふたりの今が残せるOYAKONOTE

今回はOYAKO NOTEの制作担当 井上さんにお話を伺いました。

 

OYAKONOTE(親子ノート)

親子のための交換ノート_OYAKONOTE

親子でできる“親子のための”交換ノート 
忙しい毎日だからこそ、少しの時間でできる濃いコミュニケーションを。
親子でお互いに質問をしあいっこして自由に書きあう交換ノート。

楽しく書いて、楽しく続けられる工夫がいっぱいつまったノートです。

 

 

娘とのやりとりから今のかたちに。

 

企画のはじまりを教えてください

当時、上の子が年長さんになったばかりで、下の子はまだ2歳。

下の子が生まれてから、しっかりした性格のお姉ちゃんにはかなり我慢をさせてきたなぁと思いつつ、上手く解消もできず。

反抗期もあって、言い合いもするし強く叱ってしまう場面も多くて、少し関係に悩んでいた時期でした。

そんなタイミングで出てきたのが、「交換ノート」の親子版の企画です。

 

とりあえず娘に
「ママと交代で書くノートやってみよう。なんでもいいから書いてみて」
とノートを1冊渡しました。

 

はじめは、上手くできるのか心配だったのですが、続けていくとコミュニケーションの面や、字を書く練習になる、など魅力がたくさんありこれは商品というかたちにして、
たくさんの親御さんとお子さんにやってもらいたい!と思ったことが企画のスタートでした。

 

また、やっていく過程で娘から
「なにを書いたらいいの?」
という言葉が出ることがあり、いきなり
「何を書いてもいいよ」
では難しくとっつきにくいのかな…と今の質問形式のフォーマットにたどり着きました。

 

OYAKONOTE_メイキング OYAKO_NOTEメイキング

実際に使っていた交換ノートとその中身

 

 

― こだわった部分はどんなところですか?

子どもが「やらされている」ではなく、主体性を持って取り組めるようにというところは大事にしました。

前書きを、ひらがなで、子どもに向けて書いていたり、お絵描きする楽しいページがあったり。

子どもにとって「楽しい」ことが、交換ノートが自然に続くポイントになるかなと思っています。
また、中身のフォーマットももちろんですが、表紙のデザインも親にとっても可愛いと思えて、かつ、子どもにとっても分かりやすく可愛さが伝わる柄にしたくて、モチーフを『文房具』『お花』『車』にしました。

 

 

この可愛い柄は、デザイナーのひさしさんが、模様をつけた紙を切ったり貼ったりして作ってくれています。

数mmのパーツなんかもいっぱいあって、とっても細かい作業なのですが、黙々と時間をかけて、丁寧に心を込めて作ってくれました。
ひさしさんは3人の男の子の父でもあり、「親」という大事な核を共有できていたということもあって、とても大きな安心感の中で一緒に制作することができました。

 

こだわりの柄のOYAKONOTE_メイキング こだわりの柄のOYAKONOTE_メイキング

 

 

消えないありがとう

 

― 交換ノートをしてみてよかったことはありますか?

 

色々お手伝いもしてくれる娘に対して、心ではちゃんと感謝していても「ありがとう」の言葉は残らないくらい日々の生活は慌ただしく過ぎていきます。

たとえ口で感謝を伝えたとしても、その後に「片付けなさい!」と怒ってしまえば「ありがとう」はかき消され、娘には「怒られた」が残ってしまう。

でも、ノートにしてくれたことや嬉しい気持ちと一緒に文字として消えない「ありがとう」を書くことができて、子どもにもまっすぐ伝わっているように感じます。

 

子どもからもたくさん「大好き」の文字をもらって、私も負けじと「大好き」を書き重ねて、とても幸せな時間が続いていて

交換ノートをしていて文字で伝えられる場所ができたこと、母と娘ふたりだけの知らない場所ができたことが、一番良かったのでは、と思います。

壁にかけられるOYAKONOTE

 

 

― 他に気づいたことはありますか?

 

こちらが何となく、「こんなこと書くかなー」と予想したこととは違うお返事が書かれてあって驚いたり、

質問が思いつかない日は、簡単な数字の問題を出したりすると、案外喜んで問題に挑戦してくれて。

改めて子どもの意外な得意なことを知って、花マルを書いてあげられたり、

「勉強しよう!!」ではなく、さり気なく算数や文字のことを教えてあげられるきっかけになりました。

あとは、すごく娘との時間を大切にしなきゃと思うようになりました。

どんなにオマセなことを言っていても、ノートに表現してくれるものはとても子どもらしさにあふれていて娘がまだたった6歳であることに気づかせてくれます。

そう思うと、少々オマセな発言も「この子なりに一生懸命考えてるんやなぁ」と受け止められたり、こんなことを書いてくれるのは今しかないんだろうなあと思うと、目の前の娘との時間を大切にしなくちゃ!と思います。

 

まぁ実際は、思ってるそばから怒ってしまったりもするのですが…笑

 

今 振り返ると、昨年の4月に親子の交換ノートをし始めてから、娘との関係はとても良くなったなと感じます。それに今しかない子どもの絵や字、考えていることをそのまま残せることも魅力ですね。

もちろん娘の成長もあると思いますが、交換ノートが少し意地っ張りの私と娘の関係を優しく繋いでくれたのはまちがいありません。

 

同じテーマで一緒にお絵描きできる「いっしょにおえかき」ページ。「可愛く描いてくれました。」 

 

嬉しかったことはありますか?

まだ、企画のはじめの段階で、ママの友だち何人かにやってみてもらいました。

1週間分のページを渡してできる範囲でやってもらって、1週間後に感想をもらったのですが、その時に「このまま引き続きやりたい!」と言ってもらって、ページをコピーしたりして、ずーっと半年以上続けてくれていることです。

もちろん、完成した「OYAKO NOTE」は、感謝を込めて渡させてもらいました!

また、これから新しいノートでも、楽しいページをつくっていってくれたら嬉しいなと思っています。

 

 

親子の素敵なコミュニケーションのきっかけに

 

― 最後に、使ってくださる方へメッセージを!

 

難しく考えず、ぜひ一度お子さんとやってみてください!

 

親御さんとお子さんとのコミュニケーションがうまくいっていれば、日々溢れ出るいろんな不安も、一緒に乗り越えていけるのではと思っていて。

直接的ではないかもしれませんが、この交換ノートで子どもの気持ちを受け止めたり、親御さんの気持ちを伝えたりする場所があるということは、そういった不安を軽くする感情の解消のお手伝いができるのではないかと思っていますし、そうなることを願っています。

 

毎日じゃなくても、例えば一言のだけの交換でも、ヘンテコな絵を描いちゃったりしても、何でもOKです。

 

一度やってみてもらえたらなぁと思います。

 

中身がぎっしりのコミュニケーションがとれるOYAKONOTE

 

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