全12回でお届けする京都をゆるいテイストで紹介する連載「京都ぶらもりち」。
第7回目となる今回は、夏の風物詩であるホタルを見に、京都でも有数のホタル鑑賞スポットである哲学の道に行ってきました。
ぼちぼち梅雨を感じるようになった6月の上旬。
いろは出版の同僚と「ぼちぼちホタルの時期やなぁ」と話したのがきっかけで、「どれ、哲学の道にでも行ってみようか」となりました。
実はいろは出版がある京都左京区の岩倉もホタルが見れるので、この時期になるとみんな帰り道に会社近くの小川で数匹のホタルを見たりしているのです。
時期によって多少見頃は異なりますが、だいたい6月の上旬〜下旬にかけてホタルが見れます。
ホタルが見れる時間帯は、1日の中で20:00頃、0:00頃、3:00頃の3回らしい。
深夜の方が街の灯りも少なくなるので、おすすめですが、今回は20:00頃に行きました。
ホタルがよく見れる気象条件としては、
・曇ってる(月明かりなどがない)
・蒸し暑い(気温が20℃以上)
・風がない(風があると隠れてしまいます)
この日は時期も早く、少し肌寒かったので見れるかなーという際どい感じ。
哲学の道は、有名な観光地「銀閣寺」の近くなのでコインパーキングは割とお高め。(20分400円なんてところも!恐ろしい!)
哲学の道から遠くなく、高くなくのところを探し、60分/100円のところに。
時刻はちょうど20:00。
まだ空は薄っすら明るい中、哲学の道へ。
哲学の道は、左京区にある銀閣寺から熊野若王子神社を南北に結ぶ約1.5kmほどの小道です。
今回は銀閣寺のある北側から南下していきました。
私以外にもホタルを一目見ようと、チラホラとカップルや小さいお子さんを連れた家族がいましたが、まだホタルを見つけていない様子。
奥に進んでいくに連れて、辺りはどんどん暗くなっていき、ホタルがいそうな雰囲気。
暗すぎてどうなってるのかわからないですよね。
明るめに写真を撮るとこんな感じの場所です。
入り口から4、500mほど歩いたけど、まだホタルは見れない。。。
これはもしかしたら全く見れないパターンかな?と半分諦めかけていると、
「ホタルいたー!」と奥の方で誰かが言う声が!
声の方を見ると確かに少し黄緑色に光っているのを発見!
慌ててカメラを向けたものの、写真を撮る前にどこかに行ってしまいました。。。
ホタルを写真に撮るのってすごく難しいんですね。。
1匹いたと言うことは、見えてないだけで他にもいると言うこと。
諦めずに目を凝らして探し続けます。
哲学の道を6割くらい進んだところに「哲学カフェ」と言うカフェがあり(夜なので閉まってますが)、そこで道がプツリと切れていましたので、そこから折り返し。
探し始めて約40分。
まだ1匹しか見れていません。。
ぶらもりちのために来たのにホタルをカメラに収めれないなんて。。。
これはまずい。
焦りながらも先ほどホタルを見かけたエリアへ戻る。
すると、先ほどのホタルなのか、1匹見つけた!
(右の真ん中らへんの光がホタルです。うまく撮れない。。。)
周りの人たちも「いた、いたー!」とはしゃぐ。
「きれいだねー」と言う声も聞こえてくるが、今の私はホタルのきれいさに感動している余裕はない。
必死に飛び回るホタルを撮ろうとシャッターを切る。
写真ぶれっぶれです。
どうですか?私の必死さが伝わったでしょう。
ホタルを写真に撮るのって難しいんです!(2回目)
上級者っぽいおじさんは、三脚にカメラを固定しながらパシャ!パシャ!と撮っていました。
きっといい写真が撮れたんでしょうね。
何はさておき、とりあえず1匹でも写真に撮れたので心に余裕が生まれた私。
その後はホタルを楽しめました。
辺りが暗いのでピントを合わせるのが難しい。
21:00を過ぎるとホタルたちも活発になってきたのか、何匹も確認することができました。
風は強くなかったのですが、木々に止まっているホタルが多かったです。
木に止まっているホタルが飛び立つのをじっと待っていると、通りがかりの夫婦から「足元の茂みで光っていますよ」と教えてくれた。
目を凝らせば結構いっぱいいるのかも知れませんね。
やはり最後までピントは合いませんでした。
計1時間半くらいで10〜15匹くらいのホタルが見れました。
6月中旬以降はもっとたくさんのホタルが見れそうですね。
以上、哲学の道のホタル鑑賞レポートでした!
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のちにいろは出版のカメラマン「日比さん」にホタルをキレイに撮るには?と聞いて見たところ、「ISO感度を高くするとキレイに撮れるけど、暗いとノイズが出てしまうから、ISO感度を下げて三脚で固定して撮るほうが良い」と教えてもらいました。
来年はチャレンジしてみようと思います。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
もりち