一緒にいても言葉にしなきゃ伝わらない、大切な人と始める「大人の交換ノート」


大人の交換ノート

 

2018年2月2日(金)に全国で発売された「大人の交換ノート」

 

LINEやメール、SNSなどで簡単にコミュニケーションが取れるようになった今、
なぜ「手書きの交換ノート」を制作したのでしょうか?

今回は制作担当者のプランニング部「いくみちゃん」にお話しを聞きました。

プランニング部 いくみ

 

―「大人の交換ノート」を作ろうと思ったきっかけを教えてください

高校生の頃、友だち12人くらいで交換ノートをしてました。

ノートの中身はその日あったこと、恋愛のこと、好きなアイドルの話、先生の似顔絵など、ほんとにくだらないことばかりがページいっぱいに書いてありました。

高校生の頃の交換ノート

高校生の頃の交換ノート中身(高校生のとき、実際に使っていた交換ノート)

 

毎日一緒にいるけど、たくさん話もしてるけど、
ノートの中でしか話さないことがあったり、落書きに落書きを重ねていったり、書くコミュニケーションがおもしろくてたまらなかったんです。

 

20代や30代の私と同世代の人たちにも、同じような思い出ありますよね?

 

「大人の交換ノート」をつくろうと思ったのは、

「あの頃の楽しかった交換ノートを、大人になった今、もしやってみたらどんな感じなんだろう」

と思ったことがきっかけです。

 

いつでもどこでもだれとでも繋がっていられる、こんなにもコミュニケーションが簡単になった今でもコミュニケーションに悩んでいる人はたくさんいる。

 

交換ノートの楽しさを知ってる世代も、そうでない世代の人にも、

「大切な人とのコミュニケーションを楽しんでもらえるような、大人用の交換ノートをつくろう!」

と思いました。

 

 

―どんなところにこだわりましたか?

この交換ノートをしてくれるふたりの間に、そのふたりだからこそのコミュニケーションが生まれることです。

「ふたりがふたりらしく、自分の言葉を、自分の手で書いてもらうためには?」

自由すぎても、決まりすぎててもダメだと、試行錯誤を繰り返しました。

 

実際にいろんな人に交換ノートをしてもらいながら、今の質問交換型の交換ノートのかたちなりました。

 

お互いの書く場所が色分けされていたり、質問を考えるきっかけになる「ヒントのしおり」がついていたりします。

大人の交換ノート中身

大人の交換ノート ヒントのしおり

 

相手が自分に質問してくれたり、自分の質問に答えてくれるのって思った以上に嬉しくて楽しいんですよね。

いろんな人にこの感覚を味わってもらいたいな。

 

ふたりらしく、楽しく、長く使ってもらえるように、ノートの色にもこだわっていて、デザイナーのかなちゃんと一緒に岐阜県の工場まで色を見に行ったりもしました。

 

岐阜県 工場見学

 

岐阜県 工場見学

 

赤・紺・グレーの3色。どの色もとても気に入っています。

大人の交換ノート 赤・紺・グレー

 

あとは、「ノートを続けていくうちに、ふたりの距離が縮まっていればいいな」という気持ちで、ページの下の方にあるふたつのハートが、ページを追う毎にどんどん近づいていくデザインを入れたのが一番のお気に入りポイントです!

 

大人の交換ノート ページハート

 

―大変だったことはありますか?

私とデザインをしてくれたかなちゃん、つくっているふたりともに彼氏がいなかったことです!(笑)

「カップルとか夫婦とかのコミュニケーションって〜」
「彼氏とか旦那さんって〜」
の続きが出てこない。。。

彼氏がいた頃の記憶を辿ろうにも。説得力があんまりない。

 

とにかく、わからん!!!(泣)

 

すがる思いで、周りの彼氏や旦那さんがいる人にアンケートしまくりました(笑)

 

 

―嬉しかったことはありますか?

初めて、実際に交換ノートをしてもらったカップルやご夫婦から
ノートの中身を見せてもらったときは嬉しかったです。

「今週もほとんど出張で家をあけてしまったね、次お休みはどこか行きたい?」

「いつもお仕事ご苦労様、ありがとう。近所の公園以外ならどこでも。」

何気ない質問と答えの中に、お互いを思いやる気持ちが見えて、とても素敵だな〜!と感動しました。

 

他の方たちにも、

「交換ノートが回ってきていると思うと、朝起きるのが楽しみになった」
「普段子どもの話ばっかりだけど、ノートの中ではお互いのことが話せた」
「改めて、旦那さんって優しい人だな〜と実感しました」

など、素敵なコミュニケーションが生まれていて、本当に嬉しかったです。

 

まだ出来てないのに、「つくってよかった〜!」って思いました。(笑)

 

 

―面白いエピソードがあれば教えてください

企画を始めたとき、自分たちの交換ノートが読みたくなって、友だちに、

「高校のときの交換ノート郵送して」

って頼んだら、新しく書き込まれたノートが送られてきたことです。

 

内容は、高校を卒業してから進学して、就職して、転職した、今までのことが書かれていて、「知ってるわ!」と心の中でツッコミつつ、最後の

“いくみ、会議頑張ってね!”

の一言がすごく嬉しかったです。

 

友達が新しく書き込んでくれた交換ノート
(友達が新しく書き込んでくれた交換ノート)

 

―どんな人に手にとってもらいたいですか?

共働きや遠距離ですれ違いがちなカップルやご夫婦、
子どもの話ばかりになってしまっているご夫婦など、
一緒にいるからこそ、「最近あんまり話せてないな」と感じている人にぜひ手に取ってもらいたいです。

 

今 うまくいってる方も、これからもずっと一緒に生きていく人だから、今よりもっと仲良くなれたら、もっと分かり合えたら、毎日ハッピーに過ごせるんじゃないかと思います。

 

―商品を通してどんな価値を届けたいですか?

簡単に言葉を発信できるようになって、
手で書くことがめんどうになりました。

読んだかどうかわかるようになって、
待つことがいやになりました。

いつのまにか、自分のことにも、
相手のことにもゆっくり向き合う時間が少なくなった気がします。

 

相手を想ってゆっくり書く時間、
返事を待ち遠しく思う時間、
書いてくれている姿を想像する時間、
じっくり読み返す時間。

 

そんな素敵な時間たちが、忙しい世の中に少しでも増えたらいいなと思います。

 

―使ってくれる人へのメッセージをお願いします

「彼や、旦那さんはこういうの絶対やってくれない!やったとしても続かないかも。」

そう思っても、1ページ目を書いて、相手に質問してみてください。

今思っていることを書いてみてください。

絶対に読んでくれるし、返事を書きたくなってくれるはず。

 

そして、手で書いた言葉は優しくなります。

口では素直に言えないこともノートになら書けるかも知れません。

デザイナーかな / プランニング いくみ(左:プランニング部 いくみちゃん / 右:デザイン部 かなちゃん)